ハンダマのお話

bejicomi okinawa

2015年01月14日 10:54


熱帯アジア原産のキク科の多年草で、東南アジア一帯と南中国、台湾でも

栽培されています。 日本では、九州・沖縄、金沢、静岡などでも栽培。



日本への渡来は、平賀源内の「物類品隲」によると、宝暦9年(1759)に

オランダから入り、その時にスイゼンソウと呼ばれた。

小野蘭山は「水前草は一名ハルタマ・・・この葉を採り熱湯中に入れば柔滑にして

水前寺苔の如し、故に水前寺草と名付く」と記しています。

このような名前がついたことで、熊本市の水前寺地方で湧水を利用して栽培され

水前寺菜と呼ばれるようになったと言われています。

金沢では、金時草、葉の裏が紫紅色をしているので、台湾では紅葉と言われるようです。

気温が低く、霜がおりるような地域では、開花は難しいようですが、沖縄では

今がハンダマの花の見ごろとなっています。(ちょっと臭いです)

おひたしや和え物、サラダ、天ぷら、お好み焼き、茹で汁に少量の酢を入れて、

色づけに使ったりできます。




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